さて最新Mate 1.24を搭載したLinux Distributionとして、前回に続き、今回は、Manjaro 19.0.2 community editon・・この中のMate editionを取り上げます。本年2月にリリース直後のデスクトップ環境を採用するものは、この時期、Debian testingがArch系しかありません。実を言えば、Manjaro community editionの中で最も早くバージョン19に対応したものはMate editionでした。Minimal editionではなくFull editionとして・・という事なんですが。Manjaro 19となって、community editionに関しては、Minimalをリリースする事が多くなっており、以前紹介したLXQt editionも然り。Minimal editionでは最低限のツール群のみ搭載、あとはお好きにインストールして環境を仕上げてね・・っていう感じですので、むしろ自分で必要なものを入れて自分好みの環境を構築する際には向いています。ただし、"ready to use"の環境を望んでいる場合には向いていません。
さて、Manjaro community editionで採用されたMateは、1.24。このバージョンを採用して、リリースしてきたのは、sparkylinuxが最初ではなく、Manjaroが最速だったようです。
ただし、現在、まっとうな方法で、本Mate editionをManjaroホームページから取れません。単なるLinkミスだとは思いますが、Mate editionをダウンロードしようとすると、Budgieの19.02 Full editionがダウンロードされちゃうっていう・・。そのうち直るとは思いますが(^^;。。
という事で早速、Manjaro 19.0.2 community edition/Mateに関して投稿を進めていく事とします。
1.概要
1)デスクトップ環境:Mate 1.24(最新)
2) カーネル:5.4.24-1-MANJARO
meltdown・spectre HW脆弱性緩和策対応度は・・
サマリーだけのスクリーンショットですが、問題の無いレベルとなっています。
2.インストール
1)インストールメディアの入手先
Manjaroホームページから、Mate editionを入手しようとすると、19.0.2 Budgie full editionがダウンロードされます。いずれは修正されると思いますが、ホームから取れない場合は、以下のリンクから入手します。
→https://osdn.net/projects/manjaro-community/storage/mate/19.0/
残念ながら、現在の所、Mate editionは、19.0.2のメディアはありません。
manjaro-mate-19.0-200226-linux54.iso
を入手すれば、Manjaro 19.0 Mate editionをインストールできますが、インストール後のアップデート・アップグレード処理にて、Manjaro 19.0.2 Mate editionとなります。
2)インストールプロセス
基本的に、インストール→初期設定→日本語化残処理の部分は、本ブログのリンク・・
→https://www.linux-setting.tokyo/2020/02/manjaro-1815-kde-edition-manjaro-kde.html
を参照願います・・としたい所ですが( ^^ ;。
日本語表示されているものの、いつものようにインストーラーをキックしても。。
とりあえず気持ちが悪いので一旦、インストーラーをクローズしてotf-ipafontをインストールし、問題を収拾します。
まずは、repositoryの同期をとって・・→sudo pacman -Sy
otf-ipafontをインストールします・・→sudo pacman -S otf-ipafont
するとインストーラーで”日本語”が選択できるようになります。
他のインストールプロセス箇所は、本ブログ以下リンクの通りとなります。
→https://www.linux-setting.tokyo/2020/02/manjaro-1815-kde-edition-manjaro-kde.html
3.初期設定、日本語化残処理
初期設定や日本語化残処理に関しても本ブログ内Manjaro共通設定に関するブログを参照ください。→ https://www.linux-setting.tokyo/2020/02/manjaro-1815-kde-edition-manjaro-kde.html
ただし、official editionと比べて、noto-fonts-cjkがpre-install対象とはなっていませんので、上記リンクに書かれた初期設定の最後にpamacか、コマンドにてnoto-fonts-cjkをインストールします。
→pamac
→コマンド
sudo pacman -S noto-fonts-cjk
4.基本設定
注意事項としてManjaroの場合は、Mate 1.24の変更点である"Time And Date Manager"は使いません。Manjaro共通設定プロセスの中で、Manjaro Setting Managerを使い行ってしまいます(コマンドを使用しなくても設定できるため)。
ここではその他の基本設定に関してまとめていきます。
1)デフォルトフォントの設定
ここではデフォルトフォントをnoto-cjk-jp系フォントに変更します。
コントロールセンター→Mate Tweak→ウィンドウ→フォントから。。
他、アプリケーション単位のデフォルトフォントの設定は今まで何回か投稿してきていますので割愛です。
2)ドック(plank)表示
Plank(ドック)はpre-installされています。これを表示させるためには、自動起動設定ではなく、コントロールセンター→Mate Tweak→パネル→パネルの機能 にて。。
”Dockを有効にする”にチェックを入れるとPlankが表示されます(同時に自動起動設定もされます)。
3)ワークスペースindicator(ワークスペース切替器)
これは、パネル上でマウス右ボタンクリック→Add to Panel...によりパネルアイテムを追加すれば表示されるようになります。
5.メモリー消費量
sparkylinux 2020.03 Mate editionよりメモリー消費量は多くなっていますが、十分軽快な部類に入ります。無論Manjaro 19.0.2 Xfce editionよりもメモリー消費量は少なくなっています。
6.評価
軽快性:A、インストール・初期設定・基本設定の平易性:B+、機能性:A、安定性:A
となります。
Xfce editionの方が設定内容は平易ですが、軽さという面では、Mate editionの方が上です。どうしてもKDEはちょっと・・という方や、Xfce editionは重く感じていて、それでもXfceと同じようなインタフェースで使用したいという方にはおすすめの一本となります。
注意)本ブログ内のスクリーンショット(特に冒頭、末尾)は、筆者が外観をカスタマイズした結果となっています(パネル位置の変更、テーマ変更等)。オリジナルの外観とは異なりますので注意願います。
さて、Manjaro community editionで採用されたMateは、1.24。このバージョンを採用して、リリースしてきたのは、sparkylinuxが最初ではなく、Manjaroが最速だったようです。
ただし、現在、まっとうな方法で、本Mate editionをManjaroホームページから取れません。単なるLinkミスだとは思いますが、Mate editionをダウンロードしようとすると、Budgieの19.02 Full editionがダウンロードされちゃうっていう・・。そのうち直るとは思いますが(^^;。。
という事で早速、Manjaro 19.0.2 community edition/Mateに関して投稿を進めていく事とします。
1.概要
1)デスクトップ環境:Mate 1.24(最新)
2) カーネル:5.4.24-1-MANJARO
meltdown・spectre HW脆弱性緩和策対応度は・・
サマリーだけのスクリーンショットですが、問題の無いレベルとなっています。
2.インストール
1)インストールメディアの入手先
Manjaroホームページから、Mate editionを入手しようとすると、19.0.2 Budgie full editionがダウンロードされます。いずれは修正されると思いますが、ホームから取れない場合は、以下のリンクから入手します。
→https://osdn.net/projects/manjaro-community/storage/mate/19.0/
manjaro-mate-19.0-200226-linux54.iso
を入手すれば、Manjaro 19.0 Mate editionをインストールできますが、インストール後のアップデート・アップグレード処理にて、Manjaro 19.0.2 Mate editionとなります。
2)インストールプロセス
基本的に、インストール→初期設定→日本語化残処理の部分は、本ブログのリンク・・
→https://www.linux-setting.tokyo/2020/02/manjaro-1815-kde-edition-manjaro-kde.html
を参照願います・・としたい所ですが( ^^ ;。
日本語表示されているものの、いつものようにインストーラーをキックしても。。
↓
↓
日本語選択部分の文字が表示されません・・右横に"Japanese"とは出ていますが。。とりあえず気持ちが悪いので一旦、インストーラーをクローズしてotf-ipafontをインストールし、問題を収拾します。
まずは、repositoryの同期をとって・・→sudo pacman -Sy
otf-ipafontをインストールします・・→sudo pacman -S otf-ipafont
するとインストーラーで”日本語”が選択できるようになります。
他のインストールプロセス箇所は、本ブログ以下リンクの通りとなります。
→https://www.linux-setting.tokyo/2020/02/manjaro-1815-kde-edition-manjaro-kde.html
3.初期設定、日本語化残処理
初期設定や日本語化残処理に関しても本ブログ内Manjaro共通設定に関するブログを参照ください。→ https://www.linux-setting.tokyo/2020/02/manjaro-1815-kde-edition-manjaro-kde.html
ただし、official editionと比べて、noto-fonts-cjkがpre-install対象とはなっていませんので、上記リンクに書かれた初期設定の最後にpamacか、コマンドにてnoto-fonts-cjkをインストールします。
→pamac
→コマンド
sudo pacman -S noto-fonts-cjk
4.基本設定
注意事項としてManjaroの場合は、Mate 1.24の変更点である"Time And Date Manager"は使いません。Manjaro共通設定プロセスの中で、Manjaro Setting Managerを使い行ってしまいます(コマンドを使用しなくても設定できるため)。
ここではその他の基本設定に関してまとめていきます。
1)デフォルトフォントの設定
ここではデフォルトフォントをnoto-cjk-jp系フォントに変更します。
コントロールセンター→Mate Tweak→ウィンドウ→フォントから。。
↓
上記が完了すれば、ターミナル使用時間延びしているフォント表示が収拾されます。他、アプリケーション単位のデフォルトフォントの設定は今まで何回か投稿してきていますので割愛です。
2)ドック(plank)表示
Plank(ドック)はpre-installされています。これを表示させるためには、自動起動設定ではなく、コントロールセンター→Mate Tweak→パネル→パネルの機能 にて。。
”Dockを有効にする”にチェックを入れるとPlankが表示されます(同時に自動起動設定もされます)。
↓
3)ワークスペースindicator(ワークスペース切替器)
これは、パネル上でマウス右ボタンクリック→Add to Panel...によりパネルアイテムを追加すれば表示されるようになります。
5.メモリー消費量
Terminal only:651MB |
Teminal+Firefox:954MB |
sparkylinux 2020.03 Mate editionよりメモリー消費量は多くなっていますが、十分軽快な部類に入ります。無論Manjaro 19.0.2 Xfce editionよりもメモリー消費量は少なくなっています。
6.評価
軽快性:A、インストール・初期設定・基本設定の平易性:B+、機能性:A、安定性:A
となります。
Xfce editionの方が設定内容は平易ですが、軽さという面では、Mate editionの方が上です。どうしてもKDEはちょっと・・という方や、Xfce editionは重く感じていて、それでもXfceと同じようなインタフェースで使用したいという方にはおすすめの一本となります。
注意)本ブログ内のスクリーンショット(特に冒頭、末尾)は、筆者が外観をカスタマイズした結果となっています(パネル位置の変更、テーマ変更等)。オリジナルの外観とは異なりますので注意願います。
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